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⋅ 3月6日18時分析
昨年の2月から長期にわたって下げ続けてきた中国の平均株価「上海総合」がついに底打ちのチャート形状になった。
1月4日からの上昇となっているが、底打ちから約2か月、押し目らしい押し目もない力強い上昇となっている。10月からの世界の株価の下落の一番の要因は中国経済への不安によるものだったので、中国が底を打ったことは非常に心強い。
しかし、注意すべきことは戻りのスピードが速すぎる。それが唯一気になる。下落トレンド時の角度と、現在の上昇トレンドの角度を比較すると、現在の上昇がいかに急角度かがよくわかる。ということは、ここら辺で押しを迎える時期である。その押しが帯で跳ね返されるかどうかがポイントだ。帯で跳ね返されれば、さらに上昇が続くトレンドとなり、帯を短期移動平均線が下抜けていけば、再度の下落トレンドに戻ってしまうかもしれない。
上図に1月4日からの上昇トレンドで、「移動平均線大循環分析(イド大)」「大循環MACD(大マク)」「大循環ストキャス(大スト)」の仕掛けポイントを示した。大ストの仕掛けが絶妙であることがよくわかる。
昨年の2月から上海総合は長期の下落トレンドとなっているが、その中でも大マクを見ると戻りが取れる局面が何回かあった。長期で売りを仕掛けながら、一時的な戻し局面を買いで取れるようになったら、どんな展開でも怖いものなしである。