VIX恐怖指数:VIXはボリンジャーバンドに素直

~VIX恐怖指数~
20:37 2018/09/11記載

月足:snapshot
週足:snapshot
日足:snapshot

   リスク指標として有名なVIX恐怖指数について、テクニカル的に考えてみました。VIX恐怖指数を見ると、意外にボリンジャーバンドがいろいろとサインを示しているように思いましたので報告します。VIX恐怖指数は、あまり相場のようにバンドが上方向や下方向に方向感が出ることがなく、ヨコヨコの動きをしていることがわかります。VIX低値はバンド-1σ(10.1-10.5)付近が限界付近で、-2σ付近まで下落すると下がりすぎのサインとしてリスクオンの終焉の可能性があり、少なくとも-1σまで上昇するようなリスクの可能性があるように思いました。

   重要なことは「○○ショック」のような大きなリスクオフの時には月足・週足レベルで+2σをしっかり上抜けていることです。

   具体的に月足を見ると

08年9月:リーマンショック
08年10月:世界金融危機
11年8月:S&P米国債格下げ
15年8月:チャイナショック
18年1月:VIXショック

このような大きなリスクオフの時は一気に+2σを上抜けていることがよくわかります。だいたいのショックは1か月で収束していますが、大規模なリスクオフでは数か月程度+2σを上抜けていることもあります。

   現在の月足を見ると、25月平均線付近でリスクオンでもオフでもないような状況でしょうか…テクニカル的に先月(8月)安値(10.17)が-1σ付近でタッチしたということから8月9日が最もリスクオンだった可能性があります。

   もし○○ショックのような大規模リスクオフになるのであれば、月足+2σである18.7-19.0程度まで上昇した場合、さらなる上昇するか否か確認する必要があると思います。


・VIX指数はボリンジャーバンドに素直
・-1σ付近10.1-10.5を下抜けるとリスクオンの終焉の可能性
・-2σが下がりすぎ、反転の可能性強い
・+2σ付近18.7-19.0を上抜けると○○ショック級のリスクオフの可能性
・現在25月平均線付近でオンでもオフでもない
・8月9日が直近最もリスクオンだった可能性も
Trend Analysis

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Clause de non-responsabilité