■時間軸別の環境認識

○月足
2023年10月安値から2024年4月安値に向けて安値を切り上げた後、
直近高値(2023年12月高値)を抜けたことで、高安だけを見る
主流派ダウ的には上昇転換済み。
ただし2023年高値が、月足ショート勢にとっては最終関門で、
そこには未達。
現在、その2023年高値近辺から下降し、10月序盤の時点では
陰転をうかがう。
2023年高値と先月高値とで形成される大きなレベルでのダブルトップ
をイメージするショート勢と、上昇転換後の初押しとして、
前回抜けた過去の高値帯をサポートに上昇を継続させたいロング勢が、
いかにも揉めやすい状況。

○週足
週足でも見えるダブルトップ形成が鮮明化してきている。
日足21SMA(当方定義では週足の波を表現するMA)もはっきり抜け、
次に日足の押し安値を抜ければ、週足級のダブルトップが完成する。
また、それは月足レベルの大きなダブルトップの右側のトップで、
小さな(といっても週足レベルの)ダブルトップが完成することを
意味し、場合によって月足レベルの下降波に繋がってしまう
ポテンシャルも秘める。

○日足
小さく見れば9/19安値がラス押し安値で、それはもう抜けている。
もう少し大きく見れば、9/11安値がラス押し安値で、
そこが問題のダブルトップ完成がなるかどうかを決する最終関門
ともなっている。
またその関門は、前回抜けた月足の過去高値群(実体ベース)
が集結する重要水平ゾーンとも重なっていて、
ここでサポートされるか抜けるかは、月足・週足レベルで見ても
大きな戦いのテーマになりやすい。

○4時間
そのようなダブルトップ模様を築くことになった下降波は、
一度も戻り目を作らず、約4日にわたる長い一波として継続。

○1時間
長い4時間下降波を形成する1時間の波動は、既に7~9波を形成済みで、
伸びきった状況。

チャートで見ると、1時間足チャートの下部にある灰色の帯が
月足の過去高値群(実体ベース)、青色の細い帯が日足ラス押し安値
を含む日足レベルの節目となります。

■ロングポジションについて
昨日の段階で、既に4時間の一波が明らかに伸びきった状況の中、
そのまま問題の最終関門に到達。
一度もタメを作らず伸びきってきた4時間足レベルの下降波が、
月足・週足レベルの大きなテーマを背負った最終関門を、
全くのノンストップで通過する確率は低いとみていました。
(決めつけているわけではなく、単に想定です)
もしサポートから反発が見えれば、1時間レベルの上昇波程度には
繋がりやすいため、一旦は買える局面と見ていました。
そういった反発があるとすれば、23時ISM非製造業が絡むことに
なり、初動が急峻になりやすいので、分足で見ざるを得ません。
(基本的にはプレーンなトレンドフォローが主戦場で、その際は
1時間足でトレードしています)

ISM非製造業の強い結果を受けて(値動きを見ている間は結果など
そっちのけで見ていませんが)、一旦は関門通過を伺う追加的な
急落を見せ、いざ関門を抜けるぞ、という1分足の陰線加速
(selling climax)の直後、ちょうどサポートから大陽線で返しました。
頻出のパターンで、ある種の分かりやすい形です。
直近安値にロスカットを置いて成り行きでエントリーしました。
とはいえ一度二度は負ける前提、二度負けたら降りるという
決め事を持ちながらのトレードでしたが、今回は素直に上昇しました。

今回もしISMではなく、雇用統計絡みであればやっていません。
また、背中が明らかに強いゾーンだからこそのトレードです。
逆張りすることは極めて少ないです。

■ホールド/決済の方針
この後、含み損を許容してまで頑張るようなポジションではないので、
既に直近の15分安値まではトレーリング済です(最低限の利益は確保)。
この後、1時間戻り高値を抜けるのか。
仮に抜ければ4時間2波化がもう一歩鮮明化するので、
その中での1時間上昇3波エンドまでは伸びを伺いますが、
雇用統計までさほど時間もなく、あまり期待せず見ていきます。
→仮に1時間が上昇のN字を描き始めたら、1時間レベルの
フィボナッチ161.8の直下に利確指値を置きつつ、トレーリングを継続

■(参考)ポジションと注文を表示したチャートのリンク
snapshot
Note
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■10/4(金) 18:02更新
東京のお昼(下図右側の赤丸)から再度少し上昇し始めた時点で、
15分レベルの安値が2か所揃ったため、
その後ショート勢が三尊を目指す形が予見されましたね。
実際、LDNスタート後は三尊を見据えて下降の流れとなりました。

この時点で、東京時間のポジションを狩ってから反転上昇する
嫌な形も想像されましたので、左側の赤丸に寄せていたストップロスを、
一旦建値まで戻しておきました。

今日は雇用統計を控える中で重要なサポート帯の中にいますから、
ロングポジション構築のスケベな思惑も働きやすい時間帯&場所です。
前回も投稿した通り、既に一旦は伸びきった下降波ですので、
素直に三尊で下に行くか、東京のロングポジションを狩ったあたりで
さあ行くよと反転上昇し、三尊を否定するのか。

三尊形になったからこその面白みが出てきたので、
下図赤丸ではポジションを切らず、様子を見ている次第です。

今起きている短期足上昇波は見てみて、
三尊ネックからあくまで下降して安値更新なら撤退ということで、
18時台安値に改めてトレーリング、この後は放置していきます。

snapshot
Trend AnalysisWave Analysis

Clause de non-responsabilité