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【EURUSD】相場分析20200419 狭まる三角保ち合い 安易な長期ポジション保有は危険

FX:EURUSD   Euro / Dollar Américain
三角保ち合いが継続中のユーロドル。
引き続き方向感のない相場が続いています。
こういう状況での新規長期ポジション保有は危険ですので、特にスイングトレードをされている方は控えるのが得策です。

では1週間の相場の振り返りから今後の展開を考えていきましょう。

<長期足>
週足
長期下降トレンドが継続中です。
この下降トレンドを赤とオレンジ2段の下降チャネルでモニターしています。
2つのチャネルの中央に達したらショートしてもいいかと考えていますが、2020年3月以降の高ボラ相場でこのラインが機能していないので少し様子を見ようと考えているところです。
また二つのチャネルを一つの下降チャネルととらえた場合、現在の価格水準はチャネルの中央より下半分に位置するため、買いを狙っていきたい価格帯であるものの、まだチャネル下限までは相当な距離があり、なかなか今すぐのロングを狙える局面にはありません。



<中期足>
日足(最上部チャート)
日足では三角保ち合いが継続しています。
これまでオレンジの三角保ち合い内部で値動きが続いていたのが、価格が上抜けして再度下落。
結果として新しいピンクの三角保ち合いが形成されています。
現在の価格水準は1.09と1.08ラインの真ん中に位置しており、このピンクの三角保ち合いを上下どちらに抜けるかは正直わかりません。

通貨としてのドルの強弱をドルインデックスでみてみましょう。
以下はドルインデックスの日足チャートですが、こちらも参加保ち合いを形成中。
上下どちらかに抜ければユーロドルの値動きにも影響していきますが、今のままでは方向感がなく、どちらに抜けてもおかしくありません。

<ドルインデックス日足チャート>

方向感がないので、特にスイングトレードトレードしないのが賢明な局面というわけです。

機関投資家のポジション推移を見てみましょう。
以下はIMMのユーロドル機関投資家ポジションの推移ですが、直近ユーロ買い(ドル売り)に傾いていることがわかります。機関投資家はユーロを買って行っている訳なので、長期的に見るとユーロドルは今後上昇していく可能性はあります。
ただ、今の相場の局面でいきなりロングというのは、チャネル内の価格水準的にもなかなか難しいところなので、買うのであれば、価格が下降チャネル下段まで下がったところでしょう。(その時にまだユーロ買いが継続しているのであればですが)

<IMM機関投資家保有ポジション>

https://drive.google.com/file/d/1YnzfM1hFZob2wOwYq9VgX9uwkM0_xsAz/view?usp=sharing


4時間足
もう少しミクロな観点での状況を確認するため4時間足をみてみます。
4時間足ではさらに赤と緑の下降、上昇サブチャネルを引くことができます。
現在の価格の位置は赤の下降チャネルを上抜け、さらにその後緑の上昇チャネルの下限を下に抜けてきた局面。
上昇チャネル下限を下に抜けたので、デイトレなどの短期目線であればここから売りを狙っていくのはありでしょう。
ただし週足で引いた赤の長期下降チャネルでは現在の価格帯はチャネル真ん中に位置しているので、ここから上がって行ってしまう可能性も考慮した立ち振る舞いが必要です。週足の二つのチャネルを一つの大きなチャネルとみたときも、現在の価格帯はチャネルの下段、つまり安い価格帯に位置していることからやはり上昇していく可能性があり、長くポジションを保有するというのは避けたいところです。


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