ポンド方向性:買い優勢だが・・・


ポイント

・Super Thursday
・英地方議会選


Super Thursday(英中銀)

今週6日(木曜日)の英中銀は四半期ごとに発表されるインフレーションレポートが同時に発表される「Super Thursday」で重要な政策発表です。

英中銀は年8回の政策発表のうち、年4回は経済見通しなどをまとめたインフレーションレポートが同時発表されます。

政策変更が行われるのはインフレーションレポートが発表される「Super Thursday」のことが多いことから、注目度が高くなっています。

英国はワクチン接種が進み、段階的に経済正常化に向けて進んでいます。

このことから、英中銀も正常化に向けて動き始めるのではないかと期待が高まっていることから、今週は政策変更はないと思いますが、今後の金利正常化に向けた足掛かりが出てくるのではないかと声明文や記者会見に注目が集まります。




英地方議会選(スコットランド議会選)

今週6日(木曜日)は英国で地方議会選挙やロンドン市長選などが予定されていて、与党がどれだけ議席を確保できるか注目されています。

また、特に重要視されているのがスコットランド議会選で、スコットランドの独立を訴えているスコットランド民族党(SNP)がどこまで議席を伸ばすことが出来るのか注目されています。

スコットランド民族党(SNP)が過半数を獲得し、大きく議席を伸ばすことが出来れば、次はスコットランドの独立国民投票に動くのではないかと思われます。

地方議会選挙で与党が惨敗すればボリス・ジョンソン首相飲支持率は低下し、スコットランド民族党(SNP)が大きく議席を伸ばす結果になれば、ボリス・ジョンソン首相は独立国民投票の訴えを退けることは出来なくなるのではないかと思われ、地政学リスクが高まるのではないかと注目しています。





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今週6日(木曜日)は、これからの英ポンドの方向性を決める大事な日になりそうです。
英中銀の金融政策発表は「Super Thursday」という重要なイベントに加え、英地方議会選・ロンドン市長選と政治イベントが予定されています。
結果次第ではポンド上昇に繋がり、週足チャートの節目であるBrexit後の高値にチャレンジするのではないかと予想しています。
逆に選挙が与党大敗となれば、ここまで順調に推移してきたポンドが転換し下落し始める可能性があります。

6日の夕方から、選挙結果が判明する翌日~週末にかけて、ポンドはヘッドラインで大きく動く可能性があるので要注意です。

Fundamental Analysis

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Clause de non-responsabilité