ナスダック2022年末まで

マクロ:
■金利
 米国のインフレは鈍化しているとはいえ高い水準にあるし、FRBは利上げ減速するといっているが
 利下げするとは言っていないので来年しばらく5%以上の金利が維持されると思われる。
■企業決算 
 来年以降に発表される決算発表もインフレと中国国内の混乱などによりガイダンスより
 いい企業が増えるとは思えない。
 ブラックフライデーセールもアドビなど一部の企業はよいと言っているようだが
 小売りはあまりよくない模様で年末商戦による利益の底上げはそこまで期待できないのではないか。
■エネルギー
 原油はSPRの放出により週間在庫量が狂い、需給を満たしているように見えているが
 SPR放出は12月で終わる。
 経済減速や中国ゼロコロナによる需要減と供給問題がどちらが大きな問題となるか不透明だが
 供給問題の方が大きくなった場合、原油価格が再び高騰し物価の押し上げに寄与してしまう。
■イベント
 PCE、雇用統計、CPI、FOMCなど注目のイベントは残っている。FRB高官の発言にも注目。
 若干ハトになる可能性はあるがあまり期待はしない方がよさそう。

テクニカル:
2022年は200日移動平均線が抵抗帯となり、線に接近・接触した後大きく下げている。
投稿時点では200日移動平均線まで距離があるためまだ多少上昇余地はあると思う。

一度11300あたりまで落とし、PCEやCPIの発表などにより12000程度まで戻しそう。
12000あたりまで上がった頃に
・200日移動平均線にぶつかる、
・トレンドラインにぶつかる
・Wトップ
・チャネル上限に達する
といった要素が複合的に発生しうると思っている
その後はこれまでの動きを踏襲するのあればそこから20%を超える下落が発生する。
Trend Analysis

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Clause de non-responsabilité