右がドル円週足チャート
左がドル円日足チャート
になります。

今回は週足からどこがドル円の上値抵抗になり得るのかを考えつつ、日足から今後の数ヶ月スパンの値動きも予測していきたいと思います。

  • まず週足からわかること

・大きな上昇(円安)トレンドに入っているということ
・次の抵抗線は2015年につけた125.86円であること。
・このラインをブレイクすると、2003年まで約20年遡り、130円台となるということ。


*これを踏まえて日足の戦略を考えていきます。

・3月に入ってからの上昇トレンドは堅調に推移している。
・しかし、加熱感もある。
・数日の値幅が大きかったがフィボナッチで38.2%近くまでは戻してきている。

一気に125.86円を抜いて130円をターゲットに上がる可能性もありますが、私はどちらかとその可能性は低いと考えています。

一旦はフィボナッチで38.2%戻しを付けたものの、日柄が浅いです。移動平均線からの乖離も大きい。


*<結論>
上記を考えると125.86円を抜いていくなら数週間、数ヶ月の時間をかけて、ポジション消化しながら抜いていくのではないかと予測しています。


ただ、大きな流れとしてこの円安はマクロ経済と関連していますので、いつもはテクニカルのみで分析を終わらせているのですが、今回は少し補足をします。



*マクロ経済分析

・日本はコロナ禍からの経済正常化への道筋をつけられておらず、それでいて輸入物価も上がっているため金融緩和を継続せざるを得ない。

一方
・アメリカはコロナ禍は続いているにせよ経済を回すステージに入っています。そんな中で物価が上昇してきているので金融引き締め方向へ。

日本が金融緩和から簡単には抜け出せない以上、ある程度の長期的スパン(半年から年単位)で円安は進んでいくと考えます。

その中でもトレンドが強く出る時期がありますので、それを上手く捉えていきたいですね。

本日は以上です。 ご覧いただきありがとうございました。
FibonacciFibonacci RetracementFundamental AnalysismonetarypolicySupport and Resistancesupportandresistancezones

Publications connexes

Clause de non-responsabilité