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最適固定比率のレバレッジでリターンを最大化

OANDA:AUDJPY   Dollar australien/Yen japonais
ポジションサイジングの方法は様々で、仕掛け値から損切水準までの価格差を基にしたり市場のボラティリティ
を計算したり資産の割合でサイズを変えたりしますが、私はバックテストでの1取引単位での最大損失を
トレードリスクとして固定比率法でポジションサイジングを行っています。

計算式は単純で(保有資産×リスク率÷トレードリスク)です。
100万円を持っているとして1トレードあたりの許容リスク率が5%でバックテストでのトレードリスクが
2000円だったとしたら(1,000,000×0.05÷2000)=25枚が最初のポジションサイズです。

これは保有資産が増加するにつれてポジションサイズを大きくしていき、ドローダウンが発生したら
ポジションサイズを小さくしていきます。保有資産が150万円に増えたら37枚になり、80万円に
ドローダウンしたら20枚のポジションサイズです。

固定比率で行うのはブートストラップ法で損益の標準偏差と信頼区間を測定することができて
モンテカルロシミュレーションによって様々なリスク率においてリターンとドローダウンの大きさを比較検討
することが容易に行うことができるからです。これはバックテストでのトレードを疑似乱数と見立てて
何万回も組み替えてサンプリングを行い、リターンの確率分布を生成します。

tradigviewのバックテストデータはCSVファイルでダウンロード出来ますし、
ChromeブラウザであればPythonとwebdriverでも取得できるので私は後者で定量分析しています。

さて、固定比率法では資産曲線のボラティリティが出来るだけ少ないシステムを選ぶべきです。
リスク率を増やすほどリターンとドローダウンの比率が幾何級数的に増えていくからです。

豪ドルや英ポンドは他の通貨と比べてトレンドが発生しやすい傾向を分析し、ボラティリティブレイクアウト
をベースとしたシステムで固定比率によるレバレッジで許容されるリスクでリターンを最大化しました。
このシステムではリスク率を8%にしたら期待値が35%、年平均リターンが38%、
総リターンが410%、ドローダウンが25%でプロフィットファクターが2.33となりました。
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