パウエル：ステーブルコインは中央銀行が規制すべき通貨形態だ

米連邦準備制度理事会（FRB）のジェローム・パウエル議長は、6月21日に行われた公聴会で、マキシン・ウォーターズ下院議員の「ステーブルコインの発行者は連邦準備制度理事会（FRB）の認可を受け、規制されるべきか」という質問に対し、「規制当局は決済用ステーブルコインを通貨の一形態とみなし、中央銀行が規制すべきだと考えている」と述べた。 通貨の信頼性の最終的な源泉は中央銀行であり、FRBはステーブルコインを含むあらゆる形態の通貨の将来を決定する上で、連邦政府としての強い役割を持つべきである。 FRBが国家レベルで大量の民間マネーを生み出すという弱い役割を果たすのは間違いだ。
パウエル議長は、ステーブルコインの規制に関するFRBの見解について詳しくは語らなかったが、最後の声明では、中央銀行がステーブルコインを発行する民間企業を好意的に見ていないことを示唆した。 議会は今後数カ月のうちに、連邦レベルで新たなルールを制定し、中央銀行の規制網にステーブルコインを入れるよう働きかけるだろう。