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ドル円展望11/6~

maru-2626 Mis à jour   
OANDA:USDJPY   Dollar Américain / Yen japonais
先週は火曜日の日銀の金融政策・声明発表受け、日足では大陽線を作りました。暫く意識されていた150円という価格を超え、同時に年初来高値も更新した週でした。
しかし上昇の勢いはそこから続くと思いきや、2022年の高値ラインまでは到達することなく3日連続で陰線を作り、最終的に金曜日の雇用統計後にはほぼ全戻し状態となり、週足は長い上髭を伴った陰線ピンバーとなり確定しました。

火曜日のファンダメンタルとしては、今回の日銀のYCCの再修正は内容に大きな変更点は無く、「現状維持」という考えで市場もドル高円安に反応したと見ています。
しかし、中身としては日銀が今まで「0%~長期金利を±0.5%を目途」としていたところから、今回は「上限を1%を目途」という表現に改めた事で事実上の利上げ幅の拡大に等しい内容となっています。
正直、YCCの修正=円高でドル円下落じゃないの?って思いましたが、それでも、植田総裁からの記者会見後もドル円は上昇し続け、日通し高値を付ける結果となりました。
理由は上限幅を1%を目途とした上で、今まで行ってきた粘り強い金融暖和も続ける意思を示したこが、全体としては以前までと大きな変更点が無いという市場の判断に繋がったと思っています。
実際に日銀の10年金利も0.95%台付近まで上昇しました。同日火曜は、米長期金利も日足で陽線となっていたので、結果的には日米の金利差が狭まることも無くドル円は上昇したと思われます。
ですが、翌日水曜日から状況は一転し、ドル円は反落スタート。
水曜の日本国債長期利回りは0.978まで上昇する場面がみられるも、米長期金利は水曜日から反落し始めてそのまま3日連続下落し続けました。
木曜日からは日本国債も少し落ち着きましたが、それでも0.93付近を推移しながら高い位置をキープしており、それに対して米金利が急落していったことで日米金利差は縮小し、ドル円が下落する要因となりました。
タイミング的にも丁度水曜朝一で「介入のスタンバイ」発言を皮切りにドル円が下落に転じていく条件が揃ってしまったんですよねw、あれがあったから市場もドル円を買おうという気がだいぶ薄れてしまったんだと思うんですよね…。
で、結局ドル円は3日連続で下落する流れになりました。

ただし、テクニカル的な事を言うと
厳密には先週の上昇前に付けていた直近の押し安値は更新せずに終了となったわけですが、それだけを見れば高値更新後の事だし、まだ安値を切り下げていないのでダウ理論的に見れば日足チャートでは現在も上昇トレンドの最中という事になります。
ですが、
一週間を通して見れば線週足は陰線。先々週の足も陰線となっていた事から、事実上、週足のローソク足実体では続落している事になります。
書いてて思ったんですが、状況は思っていたよりもずっと難しくなってきているかもしれませんね。。。

私としては、日足20SMAの下で推移し始めている状況から見ても、少なくとも今は1~4時間足レベル(短期~中期目線)では現在は下目線となっており、日足レベル(長期目線)がギリ上目線継続中ではあるもののエリオット5波が終わるか継続するかの瀬戸際の所、週足レベル(超長期)でも同じく目線は上だけど、こちらも同じく今までの上昇の終わりを示唆しているエリオット修正波がスタートしてきているかもしれない所、という事は、
今が天井付近である可能性が高いと思っている。
 その上でここ数日の大きな値動きというのも相まって、ファンダ×テクニカルの両方で判断しても同じく上下どちらも想定できる様な現状から察して、結論としては現在は、上昇トレンドが一巡して天井圏のレンジの中にいるという答えが一番しっくりくる相場感なんだよなぁ。

総合的に見ても、トレンド終わりのレンジ相場では上手く立ち回るのが一番難しいと考えています。私も一番嫌いな相場です。
でも、しばらくすればレンジの終わりを見計らって次の新しいトレンドへ向けたスイングポジションの仕込みが待ってます。そうなる頃には、私の一番好きな相場になっています。
個人的な意見を言えば、正直今週はノートトレでもいいかもしれないとすら思っていますが、一応SNSの方では毎日発信していく予定です。
とは言え今は中々良い戦略が思いつきませんので、とりあえずは週明けからは第一候補だった(日足レベルのエリオット修正A波が終了している仮定)のシナリオでこれから戻しのB波とその後のC波になっていくと想定した動きを追いかけるようなイメージで遂行していきます。
日足チャートでは分かりづらいですが、4時間足~1時間足チャートをご覧ください。現在地点からの前回の左肩付近150.50~150.78位までの戻しの上昇ロングと、その戻りを待ってから三尊右肩を想定した位置からの戻り売りショートが出来たら良いかな。
というざっくりとした戦略だけ伝えてこの記事は終わりにしようと思います。
Commentaire:
先週のドル円はジワ上げ相場で始まりジワ上げ相場で終わりました。
恐らくショートをポジショニングして塩漬けになっている人も少なくないでしょうね。実際に調べても市場のショートポジションの保有量が多くなってきているようでした。勿論私は根拠なき場合はノーエントリーの考えでしたので今週のドル円は新規エントリーは無く未着手です。
恐らく、次回の高値更新時は現在市場に溜まっているショートポジションのロスカットを巻き込んで一時的な急上昇が起こると予想していますが、問題はその後です。今週のドル円は、高値に達した後にどう動いていくかにかかっていると思われます。
あまりにもその勢いが大きければ、それに反応してまた為替介入も警戒されてくる事でしょうが、実弾介入が起こらなくとも、以前あったような大口の大きな利確による急落もまた起こりかねません。
ですので高値を超えていくとは思っていますが、やはりその辺りでのトレードは買いも売りもかなり難しくなりそうで、正直まだ様子を見ながら過ごしたいと思ってはいます。
だだ、恐らく次に狙うのはショートだと思います。
それが修正波シナリオのC波を狙ったショートになるのか、それとも高値付近からの反落後の転換を狙ったショートなのか、それがどの時間軸での話になるのかもまだ決めかねていますけどね。
とりあえず、SNSでも発信した通りの現状のドル円考察の各時間足のチャートだけ貼って現在の展望を更新とさせていただきます。

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